昨日21：03に私は不思議な体験をした。





ちょうどテレビを見ているときにケータイがなったので出ようと手に取り、

一瞬、私は固まってしまった。




友達からだったが、その友達は2年前に亡くなっていたからだ。





でも、ふと我に返り、

「ご主人がなんか聞きたい事があるんやろか？」

と思い電話に出た。



「もしもし」


と言っても、向こうからの返答がない。


「ん？もしもーし」


もう一度言ってみる。

耳を澄ますと

ノイズ交じりに誰かの声が聞こえる。



「あ、Ｙちゃんの子供が触ってて繋がったんかな？ケータイまだとっておいたんやなぁ」


と思い、一旦電話を切りましたが、

もし、本当にかけてきてて、万が一電波が悪くて

会話が途切れてしまっていたのなら申し訳ないと思い、

折り返し電話をかけました。



しばらくコールしていると、ご主人らしき人が出てきました。



「今ほどそちらからお電話をいただいたんですが、

　　電波が悪かったようなので折り返しかけさせていただいたのですが・・・」




「え？」


と、ご主人。




ちょっとの間、沈黙が続いて、

「あ、そうでしたか。ご迷惑かけました。すみません。」

と、何も見覚えがないような、返事でした。



もし、ちかくにケータイが在って子供たちが触ってたりしてたなら、

「あー、すいません、子供たちがきっとボタン押しちゃったんだと思います、すみません」

というような返事がかえってくると思うんです。



でも、ご主人も私が電話をかけたことで、とてもビックリした様子でした。



ご主人にしてみたら、使っていないケータイから、

いきなり電話がかかってきたらそれはビックリしたのでしょう。




今思えば、ノイズ交じりに聞こえた高めの声は、子供ではなく

Yちゃんの声だったのかもせれません。



何か話していたのだけれど、子供さんだと思い込んでいた為、話の内容までちゃんと聞きませんでした。



外国には、死者との交信を取りたい遺族の為に開発された通信機器があるそうで、

それは、ノイズ交じりに死者のメッセージが聞こえるらしいのです。




それと同じ様に、


もしかしたら、


Yちゃんが何か私に伝えようとして電話をかけて来てくれたのかもしれません。



「ノイズ交じりの声、ちゃんと聞いておくんだったな・・・。」




でも、生前　Yちゃんは、私の音楽活動を

とても応援してくれていました。


でも、最近の私は、体調を崩し、活動を休止していて、

何事にも消極的になっています。


そんな私に、


「がんばれ！」


と、檄（げき）を飛ばす為に電話をかけてきてくれたように思うのです。


昨日の不思議な出来事から、

なんだか、


「私も　がんばろう！」


という気持ちが沸いてきました。



Yちゃんありがとう。

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